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謹 告
中和堂中国美術館で展示された
≪中和堂コレクション≫全作品頒布完了のお知らせ
≪中和堂コレクション≫を専門に公開する美術館(中和堂中国美術館/おぶせ中国美術館)を運営して足かけ十年となりましたが、平成26年5月に美術館としての公開運営を終了しました。
その間、ご同好の大勢の方々からお引き立ていただき、長い歴史の中から培われた作品の数々を通して、微力ながら人類の文化史をお伝えできたのではないかと考えております。
館主兼コレクターであります私も今や後期高齢者の仲間入りとなり、体力的にも負担を感じつつの運営でしたので、思い切って美術館の運営を終了し、今後はコレクターとして中国古美術のさらなる研究を行いながら、まだ人生の余力が残って居る内に次のステップに進めようと決断した次第です。
≪中和堂コレクション≫の膨大な作品群の行く末について、この十年間は各方面からのお問い合わせが頻繁にありましたが、せっかくの貴重な文化遺産であるコレクションが、投資目的で買われて散逸してしまうことだけは避けたい、と思いながら今日に至りました。
しかしながら、30年近くに及ぶコレクター人生で蒐集した≪中和堂コレクション≫の数々を、このままにして人生を終えるわけにはゆきません。すばらしい境涯を持ち合わせた人との出会いは必ず来ると信じて、保存公開が未来永劫に安定的に行われると確信できる寄贈先あるいは譲渡先の選定をさせていただきました結果、全作品を頒布させていただくことを決定いたしましたので、ここにお知らせいたします。
貴重な文化遺産の生き証人である≪中和堂コレクション≫の数々の作品は、この意義を充分にご理解いただける方々の手により、広く大勢の方にご鑑賞いただけるようなることでしょう。
≪中和堂コレクション≫の概要
陶磁器の中でも最高峰といわれる、
北宋汝官窯・南宋官窯や元・明・清の景徳鎮官窯、
龍泉窯・定窯・耀州窯・鈞窯・磁州窯・越州窯など諸窯、
これら歴代の「官窯磁器」を主とした中国陶磁が約1200点。
北魏の陶俑・唐の三彩俑などの副葬品、約200点。
これら中国美術の粋を、約30年間に亘って個人が収集した、
国内外でも有数のコレクションです。
特に陶磁器は、
2千年の中国陶磁史を隈なく検証できる貴重なコレクションとして、
2002年度に日中国交正常化30周年記念行事の一環として公式展覧会を開催し、
中国ならびに国内外の関係者からも多大な関心を寄せられました。
今後ともよろしくお願いいたします。
≪中和堂コレクション≫
竹村征男(宋 竹仙)
お問い合わせはこちらまで
今回公開する106点の中国歴代の陶磁器は、
3千点におよぶ≪中和堂コレクション≫の全体から見ればほんの一部ですが、
この106点の作品により2千年の長い中国の陶磁史を垣間見ることが出来るように、
夫々を代表して頂点に立つ精髄の作品を厳選致しました。
これらの作品は次の観点から選定されています。
1.漢代以降の2千年間に亘る磁器(瓷器)の歴史と変遷が良く判ること。
2.官窯を中心として、歴代の著名な窯の関連性が良く判ること。
3.大型で完成度が最も優れた(大器晩成)作品を揃えること。
4.従来の美術館では見られない、初公開の作品を中心とすること。
5.美術品、芸術品としての高度な感性を備えた作品であること。
従いまして、内外の美術館、展覧会でご覧になる皿や碗、その他小型什器類や、
唐三彩のような陶俑明器などの副葬品は含まれておりません。
また、この公開される作品の、
作品名称、産地の窯名、製作年代、作品解説内容、その他項目の解説は、
≪中和堂コレクション≫の収蔵者・研究者である宋竹仙の解釈に基づくものです。
ここに公開される作品の実物を直接ご覧になりたい方、
この作品について更に詳しいことをお知りになりたい方、
そのほか≪中和堂コレクション≫についてご興味をお持ちの方は、
直接ご連絡ください。
2千年の歴史がある、中国の陶磁と書画は、
日本はもとより、世界の文化芸術の礎を創ってきました。
''中国で育まれた陶芸や書画の源流作品を、貴方は観た事がありますか?''
中国の陶磁と書画は、人類最大の文化遺産です。
≪中和堂コレクション≫が、それを物語っています。
美しいものを見ることは、
右脳の働きを良くして、長生きできます。
心優しく、周りが良く見えてきます。
美しさに感激することは、
一日一日が充実感であふれて来ます。
争いを忘れ、心安らかに過ごせます。
美しいものを大切にすれば、
孫子の世代も平和が訪れます。
地球から争いはなくなるでしょう。
美しいものをお探しの貴方へ!!
『中国陶磁 中和堂コレクション』
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中国陶磁コレクションをご覧になりたい方は、
こちらから≪中和堂コレクション 中国陶磁の部屋≫へお入りください。
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中国書畫(書画)コレクションをご覧になりたい方は、
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館主のブログ≪やきものつれづれ草≫
(WEB 私の美術館)もご覧ください。
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