概要
中和堂コレクションの概要
この≪中和堂コレクション≫は、
陶磁器の中でも最高峰といわれる、
歴代の「官窯磁器」を主とした中国陶磁を柱として、
唐朝から清朝までの歴代著名作家の中国書画(水墨画・書法)と、
北魏時代の石仏像や漢代の青銅器などの
中国美術の粋を、約30年間に亘って個人が収集した、
国内外でも有数のコレクションです。
特に陶磁器は、
2千年の中国陶磁史を隈なく検証できる貴重なコレクションとして、
2002年度に日中国交正常化30周年記念行事の一環として公式展覧会を
開催し、中国ならびに国内外の関係者からも多大な関心を寄せられました。
また、中国書画については、
日本画や文人画の基となった山水花鳥水墨画をはじめ、
学研的にも大変貴重な、唐朝から宋朝の本邦初公開作品が数多く含まれております。
北魏時代の仏像や青銅器などのコレクションもあります。
中和堂中国美術館(千葉県芝山町)
にて専属的に展示されておりましたが、そこで展示される作品総てが、
どの美術館にも引けを取らない質の高さを誇りながら、一部作品は
手に取って観ることが出来る
オリジナルとレプリカの比較展示がある
作品の説明が受けられる
など、従来の美術館にはあまり例のない、体験型かつアットホームな、心の通う、専門の美術館としてご覧頂くことが出来ましたが、残念ながら館主老齢に達し、平成26年5月に閉館いたしました。
コレクション作品は平成27年5月より頒布されることになりました。
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